エンジニアが市場価値を高めようとする場合、基本的には地道に仕事と自己投資を続けるしかありません。市場価値に直結するポイントは実績と実力の2つで、どちらかが欠けていては、市場価値を上げるのは困難です。実績を上げるための近道は、実力をつけることなので、自己投資に励み実力をつけるのが市場価値を高める上で大事です。
自己投資により得た実力で、しっかり仕事をこなして実績を積み、評価を高めていくと良いでしょう。ただ、自己投資に励めば誰でも市場価値が高まるというわけではなく、市場価値を高めるためには工夫を凝らすことも必要です。
コミュニケーション力はどの会社で働くにしても必須で、分析力もビジネスの様々な場面で役立ってくれます。プログラミングのスキルと並行して、どの会社でも、別の職種でも活用できるスキルを鍛えることも必要です。そして、プログラミングの自己投資で気をつけたいポイントは、市場の需要を意識することです。
Webサイトの外見など、目に見える部分を担当するフロントエンドエンジニアの需要は、今後少なくなっていくのではという意見が存在します。その根拠として挙げられるのは、現時点で人材が飽和気味な点、今後フロントエンド開発の大部分をAIが担当する可能性がある点などです。高度なスキルを持っていても、市場の需要が少なければ活躍することは困難ですので、需要を軽く見てはいけません。プログラミング言語をこれから学習する場合、将来の需要を見据えた上で何を学ぶか決めたいところです。